ねこころなういるすかんせんしょう 猫コロナウイルス感染症 [猫]

概要

猫腸コロナウイルスの感染により、猫に軽度の下痢を引き起こす病気です。

基礎知識

猫腸コロナウイルスは本来あまり重度の症状を起こさないウイルスですが、毒性が強く致死的な症状を引き起こす「猫伝染性腹膜炎ウイルス」に変異する可能性があると考えられています。

原因

猫腸コロナウイルスの感染が原因です。ウイルスは主に感染した猫の便の中に排泄され、口や鼻からウイルスを取り込むことによって感染します。

症状

主な症状は下痢、嘔吐、軽い発熱、元気や食欲がなくなるなどですが、無症状の場合もあります。生後4〜12週齢の子猫が発症することが多いです。

検査・診断

身体検査、便検査、血液検査、ウイルス学的検査などを行います。血液中の抗体の数値を調べることで、ウイルスに感染したことがあるかどうかを確認できます。

治療

猫コロナウイルス感染症の治療は以下のとおりです。

内科治療
ウイルスに対する有効な治療薬はないため、症状にあわせて対症療法を行います。

〇点滴
脱水を改善したり体の状態を安定させます。

〇吐き気止め
嘔吐による体力消耗や脱水を防ぎます。

〇整腸剤
下痢で乱れた腸内細菌バランスを改善します。

〇抗生剤
細菌感染を同時に起こしているときに有効です。

経過は良好であることが多いです。

病院探しのポイント

・かかりつけの病院がある場合は、まずかかりつけ医に相談しましょう。

・状態によっては入院が必要となる場合があるため、アクセスの良い病院だとよいでしょう。

・ネコちゃんのストレスを軽減するために、アクセスの良い場所にキャットフレンドリーな病院があるか探してみるのもよいでしょう。

予防

ワクチン接種などの有効な予防策はありませんが、猫の飼育環境を清潔に保ち、ほかの猫との接触を避けることが予防の一つです。

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監修

アイペット損保 獣医師チーム
アイペット損害保険株式会社

獣医学科卒業後、動物病院にて小動物臨床に従事。現在はアイペット損保に勤務。
全員が獣医師であり飼い主/ペット栄養管理士の資格取得

アイペット損保を通じて、飼い主さまがにワンちゃんネコちゃんと幸せに暮らすための情報をお伝えしていきたいと思っています。


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