ぎゃくくしゃみ 逆くしゃみ [猫]

概要

くしゃみを吸い込むような症状なので、逆くしゃみといわれます。

基礎知識

小型犬や短頭種の犬で多く認められますが、猫でも認められます。

原因

正確な原因は不明ですが、体の構造上の問題やアレルギー、鼻炎などに伴って発症しているのではないかといわれています。

症状

突然目を大きく見開き、ブーブーと大きな音を鳴らして息を鼻から吸い込み続けます。
通常は一分前後でおさまり、その後は何事もなかったように元気にしています。

検査・診断

ほかの疾患を除外した上で、臨床症状を見て診断します。

治療

逆くしゃみの場合は特に治療は必要ありません。

病院探しのポイント

積極的な治療が必要ないことも多いですが、あまりにも頻繁にみられたり、逆くしゃみかどうか判断ができない場合は、かかりつけ医に相談してみましょう。

予防

現時点では予防法はありません。

部位

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監修

獣医師 西川身和

獣医学科卒業後、一般動物病院勤務、大学病院研修医勤務、動物福祉を学ぶ海外渡航などを経て、現在は動物の健康しつけ相談を行いながら、動物の健康や福祉に関する情報を発信しています。

愛猫4匹とまったり暮らしつつ、人間と動物のより良い関係づくりに日々奮闘しています。