わくちんあれるぎー ワクチンアレルギー [猫]
概要
ワクチンを接種することにより、ワクチンの成分に対してアレルギー反応を起こす病気です。
基礎知識
ワクチン接種後、数分から数日以内に発症します。
原因
ワクチンを接種することにより引き起こされます。
症状
猫で多く認められる症状は、元気がなくなる、接種部位の腫れや痛みなどがあります。呼吸困難や血圧の低下など、命の危険を伴う重い症状が出ることもあります。犬のように顔が腫れたりすることは猫では比較的少ないです。
検査・診断
ワクチン接種をしたという飼い主さんからのお話と、症状や身体検査の結果から推測します。
治療
ワクチンアレルギーの治療は以下のとおりです。
緊急処置
呼吸困難などの症状がある場合は酸素吸入や気管挿管などを行います。 治療は迅速に行う必要があるので、検査などと並行して行う場合があります。
内科療法
症状の重さによって、必要であればアレルギーを抑える薬を投与したり、点滴をしたりします。
病院探しのポイント
・かかりつけの病院がある場合は、すぐにかかりつけ医に相談しましょう。
・緊急治療が必要ですので、至急診てもらえる病院を探しましょう。
・このような緊急事態に備えて、かかりつけの病院の休診日や夜間診療をしている病院をあらかじめ調べておきましょう。
予防
ワクチンなどを打つときはアレルギー反応を引き起こした場合に対処ができるよう、午前中に病院にいくようにしましょう。体調の良い日を選び、ワクチンの記録を持っていきましょう。
接種後は体調に変化がないかよく様子を見ておきましょう。
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部位
監修
獣医師 吉田茉利子
花岡動物病院
日本大学生物資源科学部獣医学科卒業後、東京大学動物医療センター内科学診療科上級研修医課程を修了。現在は花岡動物病院勤務に従事。
日本獣医がん学会腫瘍科Ⅱ種認定医。
飼い主さんにも分かりやすい説明を心がけています。
ビーグル大好きです!
小さい頃の憧れは大型犬(もしくはやまいぬ)の背中に乗ることです!
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