もうきゅうしょう 毛球症 [猫]

概要

毛づくろいによって飲み込んだ毛が胃や腸の中にとどまって、胃腸の症状を引き起こす病気です。

基礎知識

長毛種や頻繁に毛づくろいをする性格の猫、換毛期は毛球症になりやすくなります。

原因

毛球症の原因は毛づくろいにより飲み込んだ体毛です。毛づくろいは猫の自然な行動の一つですが、飲み込んだ体毛が胃の中で絡まりあってボール状にまとまってしまうと、たまった毛を吐き出すことが難しくなり、毛球症へと発展します。

症状

特に症状がでないまま長期間経過することもありますが、毛の塊の刺激によって胃炎を起こすことで、食欲がなくなったり慢性的な嘔吐の症状が起きます。それらが長期間続くと、体重が落ちることもあります。

毛の塊によって胃や腸が完全に塞がれてしまった場合には、突然の嘔吐をくり返すなど激しい症状が出ます。

検査・診断

身体検査でお腹のふくらみなどを確認したり、レントゲン検査やエコー検査、内視鏡検査を行い診断します。毛の塊は通常のレントゲン検査やエコー検査に写りづらい性質があるので、造影剤を使った検査や内視鏡検査で胃腸内の毛の塊を確認することもあります。

治療

毛球症の治療は以下のとおりです。

内科治療
〇治療用ペースト
胃腸の毛を取り除くはたらきがあります。

〇胃薬
胃腸の動きを促進し毛の排出を助けます。

〇吐き気止め
嘔吐が激しい場合に使うことがあります。

外科治療
内科治療に反応がないときや、毛の塊があまりに大きくて自然に排出することが難しい場合には、外科手術で毛の塊を取り除く必要があります。

病院探しのポイント

・かかりつけの病院がある場合は、まずかかりつけ医に相談しましょう。

・毛球症になりやすい猫では定期的な通院が必要となる場合があるため、アクセスの良い病院だと通う際の負担が減らせます。

・ネコちゃんのストレスを軽減するために、アクセスの良い場所にキャットフレンドリーな病院があるか探してみるのもよいでしょう。

予防

定期的なブラッシングにより、飲み込む体毛を減らすことが有効です。毛の抜け変わりの時期や長毛の猫の場合には、ブラッシングが特に大切です。また、毛球症を予防する効果のあるフードを利用する方法もあります。

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監修

アイペット損保 獣医師チーム
アイペット損害保険株式会社

獣医学科卒業後、動物病院にて小動物臨床に従事。現在はアイペット損保に勤務。
全員が獣医師であり飼い主/ペット栄養管理士の資格取得

アイペット損保を通じて、飼い主さまがにワンちゃんネコちゃんと幸せに暮らすための情報をお伝えしていきたいと思っています。


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