へんせいせいせきずいしょう(でぃーえむ) 変性性脊髄症(DM) [犬]

概要

脊髄に異常が生じ、徐々に全身が麻痺(まひ)していく病気です。

基礎知識

ジャーマン・シェパード・ドッグやウェルシュ・コーギーで発生が多いとされています。発症年齢は5歳以上のことが多く、平均年齢は10歳前後です。

原因

特定の遺伝子の変異、免疫異常、ビタミン欠乏などが関与しているのではないかと考えられていますが、正確な原因は分かっていません。

症状

変性性脊髄症の症状は後ろ足から始まり、数か月~数年かけてゆっくりと進行していきます。

足の震え、足を交差させたりつま先をすりながら歩く、腰のふらつきなどがみられ、次第に前足にも症状があらわれます。さらに進行すると失禁がみられるようになったり、呼吸不全を引き起こしてしまうこともあります。

病気そのものによる痛みはありません。

検査・診断

身体検査、血液検査、レントゲン検査、CT・MRI検査などの様々な検査を行い、椎間板ヘルニアや脊髄梗塞といったほかの疾患を除外することにより診断します。

治療

変性性脊髄症に対する有効な治療法はないため、歩行の補助など症状に合わせたケアを行います。

内科治療
ビタミン剤やサプリメント

そのほか
理学療法や運動
筋肉の萎縮(いしゅく)を遅らせるために行うことがあります。

足先の保護
歩く時に足をすってしまう場合に行います。

現時点で有効な治療法はなく、長期的な病気の見通しは良くありません。

病院探しのポイント

・かかりつけの病院がある場合は、まずかかりつけ医に相談しましょう。

・長期の通院が必要となる場合があるため、アクセスの良い病院だと通う際の負担が少なく済むでしょう。

予防

現時点では予防法はありません。

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監修

アイペット損保 獣医師チーム
アイペット損害保険株式会社

獣医学科卒業後、動物病院にて小動物臨床に従事。現在はアイペット損保に勤務。
獣医師であり飼い主/ペット栄養管理士の資格取得

アイペット損保を通じて、飼い主さまがにワンちゃんネコちゃんと幸せに暮らすための情報をお伝えしていきたいと思っています。


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