じょうひしょうたいしゅよう 上皮小体腫瘍 [犬]

概要

上皮小体(じょうひしょうたい)とは、喉の近くにある甲状腺という臓器の上にあるごく小さい組織です。
犬の上皮小体は4つあります。

基礎知識

上皮小体はカルシウムを調整するホルモンを出しているので、上皮小体が腫瘍化するとカルシウムのバランスが崩れることがあります。

良性のものが多いですが、ごくまれに悪性の場合もあります。

原因

明らかな原因はわかっていません。

症状

腫瘍が出すホルモンによって血中のカルシウム濃度が上がり、高カルシウム血症の症状がでることがあります。

高カルシウム血症の症状は無症状から重篤なものまで様々ですが、わかりやすい症状としては、お水をよく飲む、震える、発作を起こすなどがあります。

検査・診断

血液検査でカルシウムの濃度やホルモンの数値などを測定します。エコー検査では上皮小体が腫れていないかチェックします。

治療

上皮小体腫瘍の治療は以下のとおりです。

外科手術
手術で上皮小体腫瘍を取り除きます。

内科治療
カルシウム濃度を下げるために点滴をしたり、薬を投与したりします。

病院探しのポイント

獣医師としっかり話し合い治療を進めていく必要があります。まずはかかりつけ医に相談しましょう。

予防

残念ながら、発症を予防することは困難です。
早期に発見できるように、定期的な健康診断などをおすすめします。

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監修

獣医師 吉田茉利子
花岡動物病院

日本大学生物資源科学部獣医学科卒業後、東京大学動物医療センター内科学診療科上級研修医課程を修了。現在は花岡動物病院勤務に従事。
日本獣医がん学会腫瘍科Ⅱ種認定医。

飼い主さんにも分かりやすい説明を心がけています。
ビーグル大好きです!
小さい頃の憧れは大型犬(もしくはやまいぬ)の背中に乗ることです!


花岡動物病院ホームページ

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