同居の動物（犬、猫、うさぎ、フェレット、げっ歯類など）や人にもうつります。

ノミアレルギーのある猫では少数の寄生でも強いかゆみが出て激しい皮膚炎を起こすことがあります。

感染した動物や野外からノミの寄生をうけることが原因です。猫に寄生するノミは、主にイヌノミやネコノミという種類です。

家に来たばかりの子猫、野良猫、病気などで免疫力が落ちている動物はノミに感染していることが多く、感染源となります。

主に体の背中側（首のうしろから腰あたり）に症状がでることが多く、赤みのある発疹や脱毛、かさぶた、皮膚の小さなぶつぶつといった症状を起こします。黒っぽいノミの糞や体表を動くノミが見つかることもあります。

子猫に大量に寄生したときは、貧血や体重が落ちるといった症状がでる場合もあります。

体の表面に付いているノミの糞やノミの姿を確認したり、皮膚炎に対して各種の皮膚検査を行なってノミ以外の原因を除外することで診断します。

ノミの寄生の治療は以下のとおりです。

内科治療
駆虫薬
体に滴下するタイプや内服するタイプの薬でノミを駆除します。

経過は良好であることが多いです。

・かかりつけの病院がある場合は、まずかかりつけ医に相談しましょう。

・定期的な予防が必要となるため、アクセスの良い病院だと通う際の負担が少なく済むでしょう。

・ネコちゃんのストレスを軽減するために、アクセスの良い場所にキャットフレンドリーな病院があるか探してみるのもよいでしょう。

定期的なノミ駆虫薬・予防薬の使用によって予防できます。また、ノミを見つけたら生活環境の清掃を徹底的に行って卵を除去し、卵から孵化したノミに寄生されないようにすることも重要です。